映画『ルート29』公式サイト|11月8日(FRI)全国公開

大丈夫。きっとふたりなら。
この旅は、わたしたちの未来へと続いていく
11月8日(FRI)全国公開
綾瀬はるか 大沢一菜 伊佐山ひろ子 高良健吾 原田琥之佑 大西力 松浦伸也/河井青葉 渡辺美佐子/市川実日子 監督・脚本:森井勇佑 主題歌:「Mirror」Bialystocks(IRORI Records / PONY CANYON) 原作:中尾太一「ルート29、解放」(書肆子午線刊) 製作:東京テアトル U -NEXT  ホリプロ ハーベストフィルム リトルモア 配給:東京テアトル リトルモア ©︎2024「ルート29」製作委員会 綾瀬はるか 大沢一菜 伊佐山ひろ子 高良健吾 原田琥之佑 大西力 松浦伸也/河井青葉 渡辺美佐子/市川実日子 監督・脚本:森井勇佑 主題歌:「Mirror」Bialystocks(IRORI Records / PONY CANYON) 原作:中尾太一「ルート29、解放」(書肆子午線刊) 製作:東京テアトル U -NEXT  ホリプロ ハーベストフィルム リトルモア 配給:東京テアトル リトルモア ©︎2024「ルート29」製作委員会
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INTRODUCTION

イントロダクション

綾瀬はるか×『こちらあみ子』森井勇佑監督
優しい時間が流れる新たなロードムービーの傑作誕生

監督デビュー作『こちらあみ子』(22)で、第27回新藤兼人賞金賞をはじめ、数多くの賞を受賞し、多くの映画ファンを魅了した森井勇佑。2作目を待ち望まれていた森井監督が中尾太一の詩集「ルート29、解放」からインスピレーションを受け、姫路と鳥取をつなぐ1本の国道29号線を1ヵ月近く実際に旅しながら、独創的なオリジナル脚本を書き上げた。

他者と交わろうとしないひとりぼっちの主人公のり子を演じたのは綾瀬はるか。彼女は森井勇佑監督の前作『こちらあみ子』が大好きだったという。本作のオファーを受け、「台本を読んだら、自然と涙が流れていました。読めば読むほど毎回大好きになる不思議な台本でした」と出演を決意。それは、風変わりな女の子ハルを連れて旅に出る主人公のり子の物語。旅先での様々な出会い、次第に深まる2人の絆によって、悲しみや喜びなどのり子の心がだんだんと満たされていく。綾瀬と同世代の森井監督が強力タッグを組み、今までにみたことのない新たなロードムービーを誕生させた。

旅の相棒ハルに『こちらあみ子』で強烈な個性を放った大沢一菜。高良健吾、河井若葉、市川実日子ほか、実力派キャストたちが集結。主題歌「Mirror」はBialystocksが書き下ろし、映画本編の音楽も手がけた。

STORY

ストーリー

他者と必要以上のコミュニケーションをとることをしないのり子は、鳥取の町で清掃員として働いている。ある日、仕事で訪れた病院で、入院患者の理映子から「姫路にいる私の娘をここに連れてきてほしい」と頼まれた彼女は、その依頼を受け入れ、単身で姫路へと向かう。理映子から渡された写真を頼りに、のり子が見つけることができたハルは、林の中で秘密基地を作って遊ぶような風変わりな女の子だった。初対面ののり子の顔を見て、「トンボ」というあだ名をつけるハル。2匹の犬を連れた赤い服の女、天地が逆さまにひっくり返った車の中に座っていたじいじ、「人間社会から逃れるために旅をしている」と語る親子、久しぶりに会った姉など、さまざまな人たちと出会いながら、姫路から鳥取まで一本道の国道29号線を進んでいく2人の旅が始まった──

綾瀬はるか 大沢一菜 伊佐山ひろ子 高良健吾 原田琥之佑 大西力 松浦伸也/河井青葉 渡辺美佐子/市川実日子 監督・脚本:森井勇佑、原作:中尾太一「ルート29、解放」(書肆子午線刊)、主題歌:「Mirror」Bialystocks(IRORI Records / PONY CANYON) 企画:孫家邦 プロデューサー:近藤貴彦 波多野文郎 撮影:飯岡幸子 照明:秋山恵二郎 録音:髙須賀健吾 美術:大原清孝 音楽:Bialystocks 編集:早野亮 衣裳:纐纈春樹 ヘアメイク:豊川京子、千葉友子 VFXプロデューサー:赤羽智史 音響効果:勝亦さくら 助監督:羽生敏博 宣伝プロデューサー:尾関智美 製作:東京テアトル U -NEXT  ホリプロ ハーベストフィルム リトルモア 製作プロダクション:ハーベストフィルム リトルモア 配給:東京テアトル リトルモア 助成:文化庁文化芸術振興費補助金(映画創造活動支援事業) | 独立行政法人日本芸術文化振興会 2024/日本/カラー/ヨーロッパ・ビスタ/5.1ch/120分 ©︎2024「ルート29」製作委員会 綾瀬はるか 大沢一菜 伊佐山ひろ子 高良健吾 原田琥之佑 大西力 松浦伸也/河井青葉 渡辺美佐子/市川実日子 監督・脚本:森井勇佑、原作:中尾太一「ルート29、解放」(書肆子午線刊)、主題歌:「Mirror」Bialystocks(IRORI Records / PONY CANYON) 企画:孫家邦 プロデューサー:近藤貴彦 波多野文郎 撮影:飯岡幸子 照明:秋山恵二郎 録音:髙須賀健吾 美術:大原清孝 音楽:Bialystocks 編集:早野亮 衣裳:纐纈春樹 ヘアメイク:豊川京子、千葉友子 VFXプロデューサー:赤羽智史 音響効果:勝亦さくら 助監督:羽生敏博 宣伝プロデューサー:尾関智美 製作:東京テアトル U -NEXT  ホリプロ ハーベストフィルム リトルモア 製作プロダクション:ハーベストフィルム リトルモア 配給:東京テアトル リトルモア 助成:文化庁文化芸術振興費補助金(映画創造活動支援事業) | 独立行政法人日本芸術文化振興会 2024/日本/カラー/ヨーロッパ・ビスタ/5.1ch/120分 ©︎2024「ルート29」製作委員会
綾瀬はるか

中井のり子(トンボ)

綾瀬はるかAyase Haruka

1985年3月24日生まれ、広島県出身。2000年、デビュー。04年に『雨鱒の川』で長編映画初主演をはたす。同年、ドラマ「世界の中心で、愛をさけぶ」(TBS)でゴールデンアロー賞新人賞を受賞。以降、「白夜行」(06/TBS)や「ホタルノヒカリ」シリーズ(07、10/日本テレビ)など多くの主演ドラマが話題を集める。08年、『僕の彼女はサイボーグ』、『ザ・マジックアワー』、『ICHI』、『ハッピーフライト』と4本の映画に出演し、第32回山路ふみ子映画賞新人女優賞や第21回日刊スポーツ映画大賞主演女優賞を受賞。09年に映画『おっぱいバレー』でブルーリボン賞主演女優賞も受賞している。13年にはNHK大河ドラマ「八重の桜」で主演を務めた。15年『海街diary』で毎日映画コンクール、ヨコハマ映画祭の主演女優賞を受賞。その他の出演作に、ドラマ「JIN/仁」シリーズ(09、11/TBS)、「義母と娘のブルース」シリーズ(18~24/TBS)、『はい、泳げません』(22)、『レジェンド&バタフライ』(23)、『リボルバー・リリー』(23)などがある。

COMMENT

コメント

のり子の心は無限に広がりながら、人との交わりを閉ざしていく中で隙間も広がり、空っぽのようになってる人。風のようにゆらゆらとしながら過ごしていたある時、風がわりなハルと出会い旅をして、その途中奇妙な人たちとも交わり、のり子の心に吹く風も表情が変わりはじめます。悲しみの一滴、喜びの一滴と空っぽのような心も少しずつ満たされ、ハルとの旅も終わりを迎えていきます。どこまでが現実で、どこまでが非現実か、ハルとのり子の不思議な旅、冒険をご一緒するように観て頂きたいです。

大沢一菜

木村ハル

大沢一菜Osawa Kana

2011年6月16日生まれ、東京都出身。22年の映画『こちらあみ子』で応募総数330人の中からオーディションで選ばれ、主人公のあみ子役でスクリーンデビューを飾った。同作で第36回高崎映画祭最優秀新人俳優賞を受賞する。その後、ドラマ「姪のメイ」(23/テレビ東京)でもタイトルロールのメイ役で主演。宮藤官九郎が企画・監督・脚本を担当した配信ドラマ「季節のない街」(23/Disney+STAR)ではホームレスの少年役で出演した。また、俳優業にとどまらず、23年、NTT東日本「ミライはどこから来るの?」のCMに出演するなど、その個性あふれる存在感が幅広いジャンルで注目を集めている。さらに、24年にはRM(BTS)2ndソロアルバム『Right Place,Wrong Person』に収録されている“Domodachi (feat. Little Simz)”のMVにも出演。世界中から多くの注目を集めている。

COMMENT

コメント

監督とまた一緒にやれると聞いて“やったー”と思いました。綾瀬はるかさんと一緒だと聞いてさらに“やったー”と思いました!撮影は暑くて大変でしたが、綾瀬さんと一緒にアクションごっこしたり、買ってきたチョコやお菓子を一緒に食べてくれて楽しかったです。たくさんの皆さんに観てほしいです。

伊佐山ひろ子

赤い服の女

伊佐山ひろ子Isayama Hiroko

1952年8月18日生まれ、福岡県出身。1972年に映画『白い指の戯れ』でデビューし、同年、第46回キネマ旬報主演女優賞を受賞。以降、映画『あにいもうと』(76)、『海峡』(82)、ドラマ「神様、もう少しだけ」(96/フジテレビ)など、数多くの作品に出演する。80年代後半からはエッセイや小説を手がけるなど文筆家としても活動し、10年に刊行した短編集「海と川の匂い」は、第24回三島由紀夫賞候補作に選出された。その他の出演作に、NHK大河ドラマ「江~姫たちの戦国~」(11)、映画『舟を編む』(13)、『そこのみて光輝く』(14)、『Silence-沈黙-』(17)、『生きちゃった』(20)、綾瀬はるかと共演した『はい、泳げません』(22)などがある。

高良健吾

森の父

高良健吾Kora Kengo

1987年11月12日生まれ、熊本県出身。『ハリヨの夏』(06)で映画デビュー。『M』(07)で第19回東京国際映画祭日本映画・ある視点部門特別賞を受賞。『軽蔑』(11)で第35回日本アカデミー賞新人俳優賞、『苦役列車』(12)で第36回日本アカデミー賞優秀助演男優賞、『横道世之介』(13)で第56回ブルーリボン賞主演男優賞などを受賞。近年の映画出演作は、『Gメン』(23)、『愛にイナズマ』(23)、『罪と悪』(24)、Netflix「忍びの家 House of Ninjas」(24)、Prime Video「1122 いいふうふ」(24)、『劇場版 アナウンサーたちの戦争』(24)、公開待機作に『レイニーブルー』(24)などがある。

COMMENT

コメント

ロケ地には川が流れていて、待ち時間に川の横でみんなで小石を積み上げたり、積み上げた数を競ったりしました。時間が経つと積み上げ方にそれぞれの個性が出てきたりして、積み上げられた小石があちこちにできました。その光景を眺めていると、ふと作品の雰囲気を掴めた気がしました。
この世に決して定まらず、ふわふわ漂うような雰囲気というか。
今でもその光景は鮮明に思い出す事ができるので、とても印象的だったのだと思います。
ルート29は不思議な話だけれどどこか懐かしさがあり、ぶっ飛び方になぜか親しみがある映画だと思います。
この作品を感じて頂けると嬉しいです。
是非劇場にお越し下さい。

原田琥之佑

森の少年

原田琥之佑Harada Konosuke

2010年2月2日生まれ、東京都出身。2022年、金沢知樹監督作品『サバカンSABAKAN』にて映画デビュー。同作品にて、おおさかシネマフェスティバル2023新人男優賞を受賞する。その他の出演作に、ドラマ「PICU 小児集中治療室」(22/フジテレビ)、NHK特集ドラマ「軍港の子~よこすかクリーニング1946~」(23)、短編映画『NEO PORTRAITS』など。また、ドレスコーズのPV「最低なともだち」(23)にも出演するなど、幅広く活躍中。

大西力

じいじ

大西力Onishi Tsutomu

1943年生まれ、大阪府の天六出身。61年京都教育大学美術科に入学するが、ジャズに傾倒し中退。その後さまざまな仕事を経て、79年に伝説的バンド「村八分」にドラムスとして入るも、バンド解散と共に退団。86年新宿三丁目にある、映画、演劇、テレビ関係者が多く集まる居酒屋「池林房」に就職し、店主の太田篤哉の元で長く働く。93年退職後京都に移住し、95年バー「ジャンゴ」を開店。2016年閉店。知人のフランス人の映画に出演後、『映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ』(17)に出演。

松浦伸也

牧場の大きい男

松浦伸也Matsuura Shinya

1984年8月11日生まれ、埼玉県出身。東京農業大学卒業後、農村に1年間暮らす。のち同大学院卒業後、墨田区にて朝市を開催し、役所の下請けなどをしながら、貧乏長屋のようなシェアハウスを経営している。本作で本格的俳優デビューを果たした“超大型新人”(身長183cm、体重170kg)である。兄は俳優の松浦祐也。

河井青葉

中井亜矢子

河井青葉Kawai Aoba

1981年11月16日生まれ、東京都出身。10代からモデル活動を始め、20代で女優活動をスタート。以降、多くの映画、ドラマで活躍する。2015年に映画『お盆の弟』、『さよなら歌舞伎町』で第35回ヨコハマ映画祭助演女優賞を受賞。22年に『偶然と想像』(21)で、第25回高崎映画祭最優秀主演俳優賞を受賞する。その他の主な出演作に『私の男』(13)、『マエストロ!』(15)、『二重生活』(15)、『続 深夜食堂』(16)、『こどもつかい』(16)、『あゝ、荒野 前後編』(17)、『愛しのアイリーン』(18)、『ミドリムシの姫』(22)、『雑魚どもよ、大志を抱け!』(23)、『あんのこと』(24)、『かくしごと』(24)、「ガンニバル」(23・Disney+)、「忍びの家 House of Ninjas」(24・Netflix)などがある。

COMMENT

コメント

撮影は暑い真夏の鳥取で夏休みの楽しい思い出のような記憶です。 演じているのは自分なのに自分じゃないような、ファンタジックな世界でものすごく現実を生きているような…不思議な感覚で忘れがたい経験になりました。 この不思議でユニークな物語がお客さまにどのように届くのか楽しみです。

渡辺美佐子

時計屋のおばあさん

渡辺美佐子Watanabe Misako

1932年10月23日生まれ、東京都出身。1953年、『ひめゆりの塔』で映画デビュー。以降、数々の名作映画に出演し、ドラマ、舞台でも幅広く活躍する。58年、映画『果しなき欲望』で第9回ブルーリボン賞助演女優賞を受賞。82年に初演された井上ひさし作の一人芝居「化粧」で第33回芸術選奨文部大臣賞を受賞。87年に刊行したエッセイ集「ひとり旅 一人芝居」で第35回日本エッセイスト・クラブ賞受賞するなど受賞歴多数。97年に紫綬褒章、04年に旭日小綬章を受章。主な映画出演作に『凍える鏡』(08)、『ウルトラミラクルラブストーリー』(09)、『しあわせのパン』(12)、『舟を編む』(13)、『続・深夜食堂』(16)、『いのちスケッチ』(19)など多数。

市川実日子

木村理映子

市川実日子Ichikawa Mikako

1978年6月13日生まれ。東京都出身。2000年、『タイムレスメロディ』で長編映画デビュー。初の主演映画『blue』(03)で第24回モスクワ国際映画祭最優秀女優賞を受賞。その後、数々の映画やドラマに出演し、『シン・ゴジラ』(16)で第40回日本アカデミー賞優秀助演女優賞、第71回毎日映画コンクール女優助演賞、『初恋~お父さん、チビがいなくなりました』(19)、『よこがお』(19)で日刊スポーツ映画大賞助演女優賞を受賞。近年の主な映画出演作は、『罪の声』(20)、『サイド バイ サイド 隣にいる人』(23)、『シン・仮面ライダー』(23)『ラストマイル』(24)など。

COMMENT

コメント

好きだった脚本。
撮影初日、真夏の鳥取。 何かが掴めるまで、何度も撮影を繰り返していました。 途中、みんなが体育座りをして、何かを待つ瞬間もありました。 ジリジリと焼けるような太陽、身体を伝う汗、メイクさんが用意してくださった保冷剤。
誰も焦らず、1日じっくりと探っていく。
こんな現場があるんだな。
日が優しくなった帰り道、何か大きなものに包まれているような気持ちになりました。
観てみたかった、こんな綾瀬さん。やっぱりかっこよかった、大沢一菜さん。
「ルート29」楽しみにしていただけたら、うれしいです。

監督・脚本 森井勇佑

監督・脚本 森井勇佑

Morii Yusuke

1985年生まれ、兵庫県出身。日本映画学校 映像学科(現:日本映画大学)を卒業後、映画学校の講師だった長崎俊一監督の『西の魔女が死んだ』(08)で、演出部として映画業界に入る。以降、主に大森立嗣監督をはじめ、日本映画界を牽引する監督たちの現場で助監督を務める。2022年、芥川賞受賞作家・今村夏子の同名短編小説を映画化した『こちらあみ子』で監督デビュー。同作は全国でロングラン上映されるなど、多くの観客に支持され、第27回新藤兼人賞金賞、第14回TAMA映画賞最優秀新進監督賞、第36回高崎映画祭新進監督グランプリ、第32回日本映画プロフェッショナル大賞作品賞、新人監督賞など多数の賞を受賞。また、第52回ロッテルダム国際映画祭をはじめ、世界各国の映画祭に正式出品され、台北映画祭では台湾映画批評家協会推薦賞、JAPAN CUTSのNEXT GENERATION部門では大林宣彦賞を受賞するなど高い評価を受けた。『ルート29』は『こちらあみ子』と同じく、脚本も自身が手がけた監督2作目となる。

COMMENT

コメント

想像をめいっぱい広げて作りました。奇妙なものや不思議なものに触れること、そうすることでしか得られない生の実感があるのではないかという思いを根底において、現代のおとぎ話のようなものを目指して取り組みました。
トンボを演じた綾瀬はるかさんとは初めてのお仕事でしたが、ご自身のなかの宇宙が独特でおもしろい方だと感じました。その宇宙が、トンボという役をとても豊かなものにしてくれたのだと思います。綾瀬さんがあのときに生きたトンボという人間が、僕はとても好きです。
ハルを演じた大沢一菜さんは、どうしてそんな表情が出来るのかと思わされる驚くような瞬間が何度もありました。大沢さんとお仕事をするのは2度目ですが、新しい表情をたくさん見せてくれたこと、とても嬉しく感じました。
独創的な取り組みをしてくれたスタッフたち、生き生きとカメラの前に立ってくれたすべての出演者たちと一緒に、この映画を作れたことをとても誇らしく思っています。
これからご覧になるお客さまに『ルート29』がどのように届くのか、とても楽しみです。

撮影 飯岡幸子

Iioka Yukiko

福岡県出身。東京藝術大学大学院映像研究科修了。近年の主な作品に、『偶然と想像』(21/濱口竜介監督)、『彼方のうた』(23/杉田協士監督)、『すべての夜を思いだす』(22/清原惟監督)など。『偶然と想像』は、撮影監督の創造性に捧げられる映画祭である第42回マナキ・ブラザーズ国際撮影監督映画祭コンペティション部門に選出された。

照明 秋山恵二郎

Akiyama Keijiro

東京都出身。近年の主な作品に、『セトウツミ』(16/大森立嗣監督)、『きみの鳥はうたえる』(18/三宅唱監督)、『鈴木家の嘘』(18/野尻克己監督)、『さよならくちびる』(19/塩田明彦監督)、『花束みたいな恋をした』(21/土井裕泰監督)、『春原さんのうた』(22/杉田協士監督)、『#マンホール』(23/熊切和嘉監督)、『夜明けのすべて』(24/三宅唱監督)などがある。

録音 髙須賀健吾

Takasuka Kengo

2017年、石井裕也監督『映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ』で毎日映画コンクール録音賞を受賞。近年の主な作品に、『ミックス。』(17/石川淳一監督)、『あいあい傘』(18/宅間孝行監督)、『春待つ僕ら』(18/平川雄一朗監督)、『映画 コンフィデンスマンJP』全シリーズ(19〜22/田中亮監督)、『滝沢歌舞伎 ZERO The Movie』(20/滝沢秀明監督)、『胸が鳴るのは君のせい』(21/高橋洋人監督)、『月』(23/石井裕也監督)、『変な家』(24/石川淳一監督)など。

美術 大原清孝

Ohara Kiyotaka

1985年8月8日生まれ 大阪府出身。専門学校卒業後に、美術、装飾を中心に活動。近年の主な作品に、『8年越しの花嫁 奇跡の実話』(17/ 瀬々敬久監督)、『おいしい家族』(17/ふくだももこ監督)、『タロウのバカ』(19/ 大森立嗣監督)、『MOTHER マザー』(20/大森立嗣監督)、『護られなかった者たちへ』(21/瀬々敬久監督)『こちらあみ子』(22/森井勇佑監督)、『水は海に向かって流れる』(23/前田哲監督)、『湖の女たち』(24/大森立嗣監督)など。

音楽 Bialystocks

2019年、ボーカル甫木元空(ホキモト ソラ)監督作品、青山真治プロデュースの映画 『はるねこ』生演奏上映をきっかけに結成。Spotify「RADAR: Early Noise 2022」に選出、同年11月にメジャー1stアルバム「Quicksand」をPONYCANYON / IRORI Recordsよりリリース。Vo甫木元空のソウルフルで伸びやかな歌声で歌われるフォーキーで温かみのあるメロディーと、Key菊池剛(キクチ ゴウ)によるジャズをベースに持ちながら自由にジャンルを横断する楽器陣の組み合わせは、普遍的であると同時に先鋭的と評される。2024年5月から全国3都市ホールツアーを開催。本作の主題歌「Mirror」を手掛ける。ほか、ドラマ「RoOT / ルート」(テレビ東京)主題歌、菅田将暉の最新アルバム「SPIN」に楽曲提供。

編集 早野亮

Hayano Ryo

1976年生まれ、兵庫県出身。『64-ロクヨン- 前編』(16/瀬々敬久監督)、『護られなかった者たちへ』(21/瀬々敬久監督)で第40回、第45回日本アカデミー賞優秀編集賞を受賞。近年の主な作品に、『MOTHER マザー』(20/大森立嗣監督)、『糸』(20/瀬々敬久監督)、『星の子』(20/大森立嗣監督)、『とんび』(22/瀬々敬久監督)、『こちらあみ子』(22/森井勇佑監督)、『ラーゲリより愛を込めて』(22/瀬々敬久監督)、『エゴイスト』(23/松永大司監督)、『せかいのおきく』(23/阪本順治監督)、『春に散る』(23/瀬々敬久監督)、『月』(23/石井裕也監督)、『愛にイナズマ』(23/石井裕也監督)など。

衣裳 纐纈春樹

Koketsu Haruki

1980年生まれ、岐阜県出身。2011年、大森立嗣監督『まほろ駅前多田便利軒』で衣裳デザイナーとしてデビュー。近年の主な作品に、『散歩する侵略者』(17/黒沢清監督)、『スパイの妻 劇場版』(20/黒沢清監督)、『ドライブ・マイ・カー』(21/濱口竜介監督)、『こちらあみ子』(22/森井勇佑監督)、『さかなのこ』(22/沖田修一監督)など。公開待機作に黒沢清監督『Cloud/クラウド』(24年9月27日公開予定)がある。

ヘアメイク 豊川京子

Toyokawa Kyoko

東京都出身。阪本順治監督、松岡錠司監督らの現場に参加。主な作品に、阪本順治監督『北のカナリアたち』(12)、『人類資金』(13)、『一度も撃ってません』(20)、松岡錠司監督『東京タワー オカンとボクと、時々、オトン』(20)、『映画 深夜食堂シリーズ』(15、16)、李相日監督『悪人』(10)、『怒り』(16)、大森立嗣監督『日日是好日』(18)、『MOTHERマザー』(20)、石井裕也監督『舟を編む』(13)、『バンクーバーの朝日』(14)、『町田くんの世界』(18)、土井裕泰監督『花束みたいな恋をした』(21)など。

ヘアメイク 千葉友子

Chiba Yuko

主な作品に、『紙の月』(14/吉田大八監督)、『湯を沸かすほどの熱い愛』(16/中野量太監督)、『猫は抱くもの』(18/犬童一心監督) 、『翔んで埼玉』(19/武内英樹監督)、『影裏』(20/大友啓史監督)、『弱虫ペダル』(20/三木康一郎監督)、『騙し絵の牙』(21/吉田大八監督)、『千夜、 一夜』(22/久保田直監督)、『決戦は日曜日』(22/坂下雄一郎監督)、『わたしの幸せな結婚』(23/塚原あゆ子監督)、『月』(23/石井裕也監督)など。公開待機作に『先生の白い嘘』(24/三木康一郎監督)、『ラストマイル』(24/塚原あゆ子監督)など。

音響効果 勝亦さくら

Katsumata Sakura

1981年生まれ、神奈川県出身。日本映画学校(現:映画大学)卒業後、音響効果会社カモメファンにて主に映画作品に携わる。その後フリーランスを経て、現在FOOTPRINTS所属。主な作品に、『ヒメアノ〜ル』(16/吉田恵輔監督)、『帝一の國』(17/永井聡監督)、『モリのいる場所』(18/沖田修一監督)、『猫は抱くもの』(18/犬童一心監督)、『タロウのバカ』(19/大森立嗣監督)、『MOTHER マザー』(20/大森立嗣監督)、『キャラクター』(21/永井聡監督)、『名付けようのない踊り』(22/犬童一心監督)、『こちらあみ子』(22/森井勇佑監督)、『さかなのこ』(22/沖田修一監督)、『ちひろさん』(22/今泉力哉監督)、『せかいのおきく』(23/阪本順治監督)、『アンダーカレント』(23/今泉力哉監督)、『湖の女たち』(24/大森立嗣監督)など。

主題歌:「Mirror」Bialystocks

主題歌:「Mirror」Bialystocks

Bialystocks 3rd Album「Songs for the Cryptids」
発売日:2024年10月2日(水)
■[CD+Blu-ray] PCCA-06324 / 5,500円(税込)
■[CD ONLY] PCCA-06325/ 3,300円(税込)

COMMENT

コメント

ハルとトンボ、本来出会うはずのなかった二人が歩む旅の邪魔にならないように‥‥。
二人の歩幅のように付かず離れず、森井監督と共にハルとトンボを音楽を通して見守り続ける作業はとても楽しかったです。
是非劇場に遊びにきてください。

原作:中尾太一「ルート29、解放」書肆子午線刊

原作:中尾太一「ルート29、解放」

書肆子午線刊

著者:中尾太一
定価:2800円+税
判型:A5判変形・並製チリあり
ページ数:144
ISBN:978-4-908568-31-2